「SBIハイパー預金」について調べて考察した話

昨日2025年9月18日に利用しているSBI新生銀行からメールでお知らせが届いた。
その中身は新たに「SBIハイパー預金」というサービスを開始するとのこと。
長々と書いてある説明を読んでざっくりと「SBI新生銀行とSBI証券間の資金移動を自動化できる円普通預金」であると理解。
SBI証券との間の資金移動に関するサービスはすでに「SBI新生コネクト」が存在する。これとの違いは何なのか。そしてSBIハイパー預金とはいったい何なのかを調べたためメモ代わりにここに記録しておく。
結論
まず最初に結論から申し上げる。
SBIハイパー預金は「金利が受け取れる証券口座」のようなものである。
今回調べる中で私はこう理解した。
詳細が気になる方は続きをどうぞ。
主な違い
| サービス名 | SBIハイパー預金 | SBI新生コネクト |
|---|---|---|
| SBI証券への買付余力への反映 | される | されない |
| 金利 | 年0.42% (税引き後:年0.3346%) | 年0.4% (税引き後:年0.3187%) |
| 投信積立自動入金サービス | ○(注1) | ○ |
| ステップアッププログラム | ダイヤモンドステージ (翌々月から) | ダイヤモンドステージ (翌々月から) |
注1:投信積立自動入金サービスそのものが利用できるわけではなく、「定額自動振替サービス」という新サービスを利用することで資金移動の手間なく投信積立が利用できるとのこと。
主な違いはざっくり2つ。
1つはSBI証券への買付余力への反映の有無。もう1つは金利。
SBI新生コネクトの場合は株式や債券などを買いたいときにはSBI証券へ入金する手間があった。その手間がSBIハイパー預金ではなくなり、口座に入れたお金でそのまま投資商品を買うことができるようになる。これは地味だがありがたい。
金利については表のとおり、SBIハイパー預金のほうが若干高い。
注意点・気になる点
↓はSBIハイパー預金の説明図

図を見ると円普通預金とSBIハイパー預金の間に振替がある。ここからわかるのは結局振替手続きは必要だということ。
これではSBI新生コネクトと変わらないように見えるが、違いは金利が受け取れるかどうかにある。
SBI新生コネクトの場合、資金が投資商品を買い付けられる状態、つまり資金がSBI証券の口座内にある状態ではSBI新生銀行の預金とはみなされず金利を受け取ることはできなかった。
SBIハイパー預金の場合は銀行預金の状態のまま投資商品を買い付けられるため金利を受け取ることができる。
これが両者の違いだと理解した。
ここで新たな疑問が浮かんできた。
預金状態のまま投資商品を買い付けられるのなら円普通預金だけでもよかったのではないか。わざわざSBIハイパー預金という新たな枠を設けたのはなぜだろうか。
SBI新生銀行が発表したニュースに記載されているSBIハイパー預金の商品概要にそのヒントとなりそうな記述があった。
「資金の利用方法」の欄に「SBI証券での各種お取引(株式、投資信託等の買付)資金として即時利用可能」と書かれている。
ここから察するに、SBIハイパー預金の中にある資金は上記以外の目的には利用できないのではないだろうか。
日常の振り込みや引き落とし、銀行やATMからの出金ができないのでは。これは推測でしかないが。
利用者としては振り込みや引き落としもできて、投資商品の買い付けができて、さらに金利もいただけるのが理想だ。
あえてそうしないのか、法律やら規制やらでやりたくてもできないのかわからないが、わざわざ新たな枠を設けたのには何か理由があると思う。
SBIハイパー預金の立ち位置
ここまでの情報と考察を踏まえると、SBIハイパー預金は「金利が受け取れる証券口座」といった表現が適切だという答えに至った。
日常生活での用途には利用できないが、投資に利用できてその上銀行の預金金利が受け取れる。どちらかといえば投資に積極的な利用者向けのサービスといえよう。
もし先述の考察が私の勘違いで、引き落としや振り込みにも利用できるようなら最高のサービスだ。
ちなみに
今回送られてきたメールには「SBIハイパー預金の導入をもって、『SBI新生コネクト』の新規申込受付を停止することとなりました」と書いてあり、併せて「『SBI新生コネクト』をすでにご利用いただいているお客さまにつきましては、2026年下期以降(予定)までサービスをご利用いただけます。ステップアッププログラムの判定対象についても変更はなく、引き続きダイヤモンドステージの対象となります。」とも書いてあった。
つまりSBI新生コネクトをすでに利用している人もいずれはSBIハイパー預金に切り替えざるを得ないということだ。
それならばキャンペーンが展開されている今は切り替えるのにいいタイミングだろう。
2025年12月30日までキャンペーン実施中

キャンペーン中にSBIハイパー預金を開設すると
- 暗号資産交換券(XRP)プレゼント
- 住宅ローン金利優遇プログラム
- 毎月の現金プレゼント金額が2倍
などの特典が受けられる。これは既にSBI新生銀行の口座を持っている人も、新規で口座を開設した人も受けることができる。
さらにSBI新生銀行の口座を新規で開設した人には
最大22,000円現金プレゼント
も追加で受けられる。
SBI証券を利用していてSBI新生銀行の口座を持っていない人はこのキャンペーン期間中に開設しておくことをオススメする。
キャンペーンの詳細についてはSBIホールディングスのPR情報をご覧いただきたい。
参考リンク
・SBI証券との決済専用預金「SBIハイパー預金」の開始について
~銀行と証券の資金移動を自動化する新たな預金商品~
https://www.sbigroup.co.jp/news/2025/0918_15746.html
・「SBIハイパー預金」サービス開始記念 各種キャンペーンの実施について
~暗号資産交換券(XRP)をもれなく1,000円相当プレゼント&1億円相当を山分け!
さらに住宅ローン金利優遇や、毎月の現金プレゼント2倍キャンペーン等を実施します~
https://www.sbigroup.co.jp/news/pr/2025/0918_15745.html
・SBI証券連携サービス・SBI新生コネクト
https://www.sbishinseibank.co.jp/retail/connect/





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